詐欺師たちは、仮想通貨ウォレットが不審な活動に関与しているかどうかを知らせると謳う偽のウォレットチェックサイトを作成しています。しかし実際には、彼らはあなたを騙して仮想通貨へのアクセス権を得ようとします。
実際のAMLチェックとはどのようなものか
AMLとは、マネーロンダリング対策の略です。これは、銀行をはじめとする規制対象企業に対し、顧客の犯罪歴を審査することを義務付ける規則です。サイバー犯罪者が不正に得た資金を隠匿したり、移動させたりするのを防ぐことを目的としています。
仮想通貨の世界では、これは通常、ウォレットアドレスの取引履歴に基づいて、そのアドレスがハッキング、詐欺、制裁対象団体、またはその他の疑わしい活動と関連しているかどうかを確認することを意味します。
基本的なウォレットチェックの場合、サービスに必要なのはウォレットの公開アドレスだけです。ウォレットを接続したり、承認したり、トランザクションに署名したりする必要はありません。単なる検索です。
AMLチェックツールが、単に公開アドレスを入力するのではなく、ウォレットを接続するように求めてきた場合は、それは警告サインだと考えてください。
詐欺の仕組み
これらのサイトはプロフェッショナルな外観をしている。多くは正規のサービスであるAMLBotを装ったり、「AML Check」といった名称を使用したりして、正規のウォレットスクリーニングサービスのロゴ、レイアウト、文言を模倣している。


ご希望の仮想通貨を選択し、 「ウォレットを確認」をクリックしてウォレットを接続すると、結果が表示されます。
ウォレットを接続するだけでは、暗号資産を盗むには不十分です。接続すると、あなたの公開ウォレットアドレスが明らかになり、詐欺師はそのアドレスを使ってあなたのウォレット専用の取引を作成します。そして、その取引はあなたのウォレットに送信され、あなたが承認する必要があります。
このサイトは、詐欺師が作成した取引を被害者に承認させるように設計されています。理解できない取引や予期していなかった取引は、決して承認してはいけません。
サイトがあなたの公開アドレスを知ると、それに関連付けられた資産も確認でき、それに応じて詐欺の手口を調整できるようになります。
私たちがレビューしたあるバージョンでは、このプロセスが本物のセキュリティチェックのように見えます。進行状況バーには、「ウォレット履歴を確認中…」や「コンプライアンスを確認中…」といったメッセージが表示されます。
途中で、サイトは「手数料を支払うためにウォレットに少額のチャージが必要だ」という偽のエラーメッセージを表示し、チェックを完了できないようにします。再試行をクリックすると、同じ進行状況アニメーションが再び再生され、その後、安心させるような「クリーン、低リスク」という結果が表示され、レポートのダウンロードが促されます。これは、実際にチェックが行われたかどうかに関係なく発生します。

進行状況バー、エラーメッセージ、そして最終結果はすべて、そのプロセスが正当なものであるかのように感じられるように設計されています。
なぜこの詐欺が通用するのか
AMLチェッカーを利用する人々は、既に自己防衛のために行動している。この詐欺は、各ステップを通常のセキュリティチェックの一部に見せかけることで、そうした警戒心を悪用する。
偽の進行状況バーは、何かが分析されていることを示唆している。架空の料金表示は、中断がもっともらしく見えるようにしている。そして、「問題なし、低リスク」という結果は、チェックが正常に行われたように見せかけている。
また、同じ基本的なデザインとプロセスが複数の異なる名前やロゴの下で出現しているのも確認されており、同じ詐欺のテンプレートが再利用され、ブランド名を変えて使われていることが示唆されます。
ウォレットを接続した場合の対処法
何をすべきかは、何が起こったかによって異なります。
- ウォレットのみを接続した場合:不審なサイトをウォレットから切断してください。接続しただけでは、そのサイトに暗号資産を移動させる権限を与えることにはなりません。
- トークンへのアクセスを承認してしまった場合は、ウォレットで身に覚えのないトークンのアクセス許可を確認し、それらを取り消してください。ウォレットプロバイダーによっては、どのアプリやスマートコントラクトがトークンへのアクセス権限を持っているかを表示する承認チェッカーが用意されている場合があります。
- 理解できない取引を承認したり、署名してしまった場合は、最近のウォレットのアクティビティを確認してください。資産が危険にさらされている可能性があると思われる場合は、残りの資金を新しいウォレットに移動してください。
- リカバリーフレーズまたは秘密鍵を入力した場合:ウォレットが侵害されたとみなし、資産を新しいリカバリーフレーズを持つ新しいウォレットに移動してください。
- サイトから何かをダウンロードした場合は、開かないでください。削除して、マルウェアスキャンを実行してください。
- 既にお金を失ってしまった場合:手数料を支払えば取り戻せると持ちかけてくる人物には注意してください。こうした取り戻し詐欺は、既に暗号資産を盗まれた人を狙うことが多いです。
暗号通貨取引は、一度承認されると取り消すことができないため、不審な取引を承認してしまった場合は、迅速に対応することが重要です。
偽のAMLチェッカーを見分ける方法
ウォレットチェックサービスを利用する前に、ウェブサイトのアドレスを注意深く確認してください。特に、広告、ソーシャルメディアの投稿、メッセージ、または検索結果からアクセスした場合は注意が必要です。
AMLチェック担当者からウォレットの接続、トークンへの予期せぬアクセスの承認、取引の確認、チェック完了のための暗号通貨の送金、またはリカバリーフレーズや秘密鍵の共有を求められた場合は、特に注意してください。
基本的なウォレット審査に必要なのは公開ウォレットアドレスのみです。暗号資産へのアクセスは必要ありません。
プロのヒント: Malwarebytes Browser Guard 、既知の詐欺サイト、フィッシングサイト、悪意のあるウェブサイトにユーザーがアクセスする前にブロックできます。
妥協の指標(IOCs)
ドメイン
amlbot-clear[.]comaudittrust[.]shopbitget-aml[.]comsearch-aml[.]netswapstoken[.]app
被害が及ぶ前に脅威を阻止しましょう。
Malwarebytes Browser Guard 、フィッシングページや悪意のあるサイトを自動的にBrowser Guard 。無料で、ワンクリックでインストールできます。ブラウザに追加する →







